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妊娠中の色々な質問を先生方が
やさしくお答えします。
仮性陥没乳頭なのですが
Q22.
仮性陥没乳頭だと、妊娠中にひどく痛いマッサージを受けねばならず、産後の授乳もしにくいと聞いたのですが本当ですか? また、妊娠前に治す方法があれば教えてください。
A22.
個人差があることですから、一概にはいえません
母乳というのは乳首だけから出ているのではなく、乳輪からも出ているのです。乳輪に小さなボツボツがあるでしょう? あれは乳管の開口部の名残であって、そこからも母乳が出るのです。赤ちゃんは乳輪全体を口に含みますから、たとえ乳首がしっかり出ていなくても、母乳を飲むことはできるんですよ。ですから乳首を含めた乳輪の皮膚をマッサージして丈夫にしておく必要はあるのですが、それは出産の間際で充分間に合います。むしろ、妊娠の早い時期にマッサージを習慣化すると、子宮が収縮して陣痛が起こり、流産を引き起こしやすくなったりするのです。ですから、妊娠7〜8か月になって、助産婦さんがマッサージを指導してくれるまでは、何もしないほうがいいといえます。そのマッサージが痛いかということについては、これは個人差があることですから何ともいえないですね。別に陥没乳頭でなくとも、乳首が固い人だと痛いようです。
妊娠前に陥没乳頭を完全に治す方法というのは、残念ながらありません。しかし、仮性ということは、引っ張れば乳首が出てくるということですよね。そうであるなら、妊娠すれば乳首が出てくる可能性もありますよ。また、妊娠前に乳首をいじり過ぎると、乳管から細菌が入ってしまい、妊娠していないにも関わらず乳腺炎になったりしますから、あまり気にしていない方がいいでしょう。
(池下レディースクリニック銀座院長・池下育子先生)
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