日本に仕事でやってくる外国人の友人たちは、筋金入りの“日本通”ばかり。いつも日本の美味しい料理と、かわいい文房具たちに再会できるのを心から楽しみにしている、有能なアーティストたちです。「料理や文房具も魅力的なんだけれどね…」と彼らは続けます。「さらに注目しているのが、若者のファッションなの」。彼らに言わせれば日本ほど全体レベルの高いファッションは他に類を見ないそう。原宿などでマンウォッチングしていると、おびただしい数のクリエーションに遭遇するらしく、それは彼らの仕事に大いなる刺激をもたらすのだそうです。「なるほど、日本人って人真似ばかりが得意だと思っていたけれど、結構オリジナリティがあってオシャレなのね」と私が合いの手を入れると、すかさず「うーん、歩き方がもっとちゃんとすれば」と辛らつなコメントをされてしまいました。
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もともと西洋人は長い洋服文化の中で、足は腰からという認識が常識で、歩くときは一本の線の上をイメージして、腰を軸にして足を前に出して歩くのがスマートなのだそう。
それに引き換え日本人の歩き方は、腰から出すどころか太ももさえスッキリと前に出さず、ひざ下からズタズタと足を引きずるようにしているので、かなりショッキングである。こんなにキュートで素敵な服を着こなしているのに、どうしてあんな可笑しい歩き方をするのか不思議でたまらないというのが、彼らの意見なのです。
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この話を聞いて私自身も思い当たることがあり、ドキッとしました。以前、携帯で友人としゃべりながら歩く自分の姿をウインドウ越しに覗いたとき、姿勢が悪くてズタズタと歩く、みっともない自分を発見してしまった事があったからです。足は太ももの付け根から始まると思っていた私でしたが、この一件以来、歩き方を意識するようになり、今はすっかり友人からもほめられるようになりました。
たかが歩き方1つかもしれませんが、その着こなしに存在感をもたらしてくれるのは、なんと言っても歩き方です。みなさんも素敵な歩き方をマスターして、世界水準の美を手に入れませんか?
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Text
by Hiromi Kobayashi |