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お母さん、大丈夫ですか?急増する「子どもの肥満」
    食生活や生活習慣の変化によって、「子どもの肥満」が増えてきています。肥満は成長過程にどんな影響をおよぼすのか、肥満・糖尿病の権威として活躍されているローゼンバーグ医学博士にお話を伺いました。
マリオ・Z・ローゼンバーグ医学博士 プロフィール
マリオ・Z・ローゼンバーグ医学博士
消化器疾患、栄養、予防医学の専門医。肥満・糖尿病の権威として、著述・講演・放送活動等、幅広い分野で活躍。セダース・シナイ医療センター胃腸疾患科の主任臨床医やUCLA医学部の臨床医学準教授も務める。


日本で急増中!深刻化する子どもの肥満

オムライス
アメリカではファーストフードの成長とともに、30年ほど前から肥満問題が顕在化してきました。現在、アメリカの全人口の65%、うち子どもの約30%が太りすぎといわれ、肥満は最も深刻な「慢性病」となっています。ディズニーランドや映画館では、座席の幅を大きくする動きも出てきているようです。
肥満の増加に伴い、子どもの成人病も深刻化しています。糖尿病は過去10年間に300%の増加。心臓病や骨粗しょう症、合併症による失明や腎障害、肝障害、脳血管障害の発症など、10年前には考えられなかった症状も出ています。

グローバリゼーションの功罪で、世界中で同じような状況が見られます。なかでも日本は特に深刻な状況です。子どもの糖尿病は過去10年間で2倍に増加し、今後10年間でさらに倍増すると考えられています。
子どもの肥満は身長の伸びにも影響するほか、性格面にも関係します。友達から取り残されたり、物笑いのタネとなり、自尊心が傷つけられることも少なくありません。太りすぎはハンディーで、肥満は病気であるという認識をもっと持ってほしいと思います。





見直そう!あなたの家の冷蔵庫

野菜
子どもの肥満解消が難しいのは、子どもが自分自身で食生活をコントロールしにくいから。子どもの肥満の克服は、お母さんがしっかり意識を持つことがなにより大切です。

まずは、家の冷蔵庫を見直してみてください。炭酸飲料があったらすぐに撤去しましょう。そして新鮮な野菜や果物、豆腐などの大豆タンパク製品を豊富に摂る生活に切り替えます。ビタミン(なかでも骨の成長に大切なビタミンD)、ミネラル、野菜など食物繊維が豊富に入ったものは、積極的に摂ってください。

私自身、肥満だった時期がありますが、栄養について勉強し、肥満を克服しました。私には4人の子どもがいますが、自分のこと以上に健康管理に気をつけています。現在うちの子どもは誰も肥満ではありません。特に親が肥満の場合、早めに手を打つことが大切です。
「太っているのは健康的」と思っているお母さんもいますが、残さず食べることを目的とするのでなく、お腹がいっぱいになったらやめる習慣をつけさせましょう。どんな分量が出てきても、自分の食べる量は自分で決める。これが大切なのです。

eSampo読者のお母さん達へ
お母さん達にぜひお伝えしたいのは、子どもの感情や肉体の健康は、ともに親の愛情から生まれるということ。お子さんが愛情を欲している時には、思う存分愛情を注いであげましょう。何といっても、お子さんはあなたの大切な宝ですから…。