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中学受験の対象校は、これまで私立中高一貫校と国立大学付属中学校が中心でした。近年ではさらに、地方自治体立の中高一貫校が続々と開校し、選択肢が広がってきています。それでは、それぞれどんな特色があるのでしょうか。学校の種類別に見てみましょう。 |
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併設の大学を持たず、大半の生徒が大学受験にチャレンジする学校です。大学合格に必要な学力を養うと同時に、志望大学選びに向けて、中学段階から将来の進路を見据えた指導をする学校が増えています。近年、多くの学校が難関国立大学、私立大学への合格実績を伸ばしており、大学合格実績が指導成果を現す一つの指標になっています。
少子化の影響で中堅私立大学の難易度が低下し、付属校の人気が近年低迷しています。中堅私立大学の付属校に中学受験をして入学しなくても、大学から入ることがかつてほど難しくなくなっているからです。そこで、他大学への進学にも積極的な付属校が増えています。併設大学への進学の道を残しつつも、進学校との同等のカリキュラムを編成し、生徒たちの進路希望に応えられるようになっています。いわゆる「半付属校」として、併設大学への進学のみを目指さず、独自の魅力を打ち出しているのです。
男子校には、明治期に創設された伝統校が数多くあります。12歳から18歳にかけての男子の発達段階を熟知した上で、中高6年間を通じて効果的な指導を実践しています。
麻布、開成、武蔵の御三家、海城、駒場東邦、巣鴨の新御三家をはじめ、男子校には有名進学校がズラリと並んでいます。こういった大学合格実績の高い学校が多いところからも、勉強に打ち込みやすい環境だといえるでしょう。
また、男子だけの気安さがあるためか、生徒同士、先生と気兼ねなくなんでも話せるような関係になります。6年間で築き上げた濃密な友人関係や師弟関係が一生の財産になっている卒業生も少なくありません。かつてと比べるとだいぶソフトになってきましたが、“バンカラ”や硬派といった気風が残っている学校もあります。
行事の面でも、運動会や山登りなど、男子校ならではの心身を鍛錬する伝統的なものがあります。
女子しかいませんから、クラブ活動も学校行事もすべて女子だけで運営します。このため、力仕事などもすべて生徒たちが行います。こうした学校生活を通して、たくましさや行動力、リーダーシップ、自立心などが養われます。もちろん、礼法や茶道、道徳教育などを通じて、女性としての情操を豊かにする取り組みも盛んです。
社会で活躍する女性が増えていることもあって、「良妻賢母」型の旧来の女子教育が影を潜め、社会に出て働くことを前提にした「キャリア教育」を打ち出す学校が増えています。
大学に現役で進学する生徒が多いのも女子校の特徴です。キャリア志向の高まりを背景に、近年は、薬学、福祉、看護など、職業や資格と密接にした大学・学部をめざす生徒が増えているようです。






