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90歳以上の高齢にありながら、なお健康でいきいきしている人をみると、その生き方には共通の特徴があるように思います。例えば、
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おだやかで謙虚であること |
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仕事、趣味などの生き甲斐があり、好奇心、向上心があって何歳になっても意欲を失わないこと |
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他人と積極的に交際していること |
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世の中に役立つことをしようと思うこと |
などです。これらは米国の心理学者も明らかにしていることです。 |
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健康でいきいきとしている高齢者の共通点は、「長生きしたい」と思うこと以上に「よく生きたい」と考え、行動している点です。「よく」という言葉にはいろいろな意味があります。道徳的に善であり、能力が向上することでもあり、自己を取り巻く環境が改善することも入ります。こうした諸々のものすべてを含めて、精神的に常に向上と満足を求めているのです。
論語に「知者は楽しみ、仁者は寿し(いのちながし)」という言葉があります。常に好奇心を持って学習する人は人生を楽しく過ごし、おだやかで他人に思いやりのある人は長命である、という意味と解されます。ただ長く生きればよいというものではないのです。健康長寿には、よく生きるということがいつも念頭になければなりません。 |
(健康事業総合財団 [東京顕微鏡院] 学術顧問、東京都老人医療センター名誉院長 小澤利男) |