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夏バテ予防、それは食生活から

ビタミンは身体を調節するために大切な栄養素です。夏バテ防止に役立つビタミン類が多く含まれる食品を積極的に摂るようにしましょう。
ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質や脂肪が身体の中でエネルギーになるとき、いわば、潤滑油としてはたらきます。清涼飲料水1缶(350ml)には、約30gの砂糖が含まれているので、清涼飲料水を多く摂りがちな夏は、いつもより多くのビタミンB1が必要になります。ただし、ビタミンB1には即効性はありません。つまり、疲れやすくなったりだるくなってからあわててビタミン剤やドリンク剤を飲んだり食事に気を配っても、すぐには疲労回復効果が期待できません。
実践ポイント
日頃から各栄養素をバランスよく摂るよう心がけましょう。また、ニンニク、ニラ、ネギなどは身体の中でビタミンB1の利用効率を高めますので、ビタミンB1の豊富な豚肉などと一緒に調理すると効果的です。


ビタミンC
最近では、暑さだけではなく室内と屋外の温度差という新たなストレスも加わっています。そんなストレスに対する抵抗力の強い身体づくりにかかせないビタミンのひとつに、ビタミンCがあります。
実践ポイント
ビタミンCはたんぱく質と一緒に摂ると、体細胞をつないでいるコラーゲンを作り、さらに免疫力も高めます。朝1杯のトマトジュースや柑橘類のジュースの習慣は、身体を目覚めさせるとともに、ストレスに負けない身体づくりにも効果的です。


ビタミンB1・ビタミンCが多く含まれる食品とは?


積極的な水分補給も必要
炎天下を10分間歩くと100g程度の汗をかくといわれています。一般的に発汗中や発汗直後に強い渇きは感じません。したがって、のどの渇きを目安に水分を補給しても、失った水分量に比べ少量しか補給されません。
実践ポイント
「水分を摂ると汗が出るから摂りたくない」という人がいますが、脱水症状を起こさないためにも、水分の積極的な補給が大切です。とくに、高齢者は体内の水分量が減っているため脱水症状を起こしやすいので注意しましょう。


それでも夏バテで食欲不振になってしまったあなたにオススメの食材
鶏肉や白身魚…消化がよいので消化機能の低下している夏向きの食品。
旬の香味野菜…シソやミョウガなどを使って香り付けを。
柑橘類…酸味をきかせて消化液の分泌を促進。
くずやゼラチンなどを使った料理…のどごしが良く食べやすい。

いくら暑いからといって、すべての料理が冷たいものでは感心しません。血行を良くし新陳代謝を高めるうえからも、1品は熱い料理を取り入れましょう。また、中途半端な温度の料理は食欲を減退させます。熱いものは熱く、冷たいものは冷たくしていただきましょう。

(杏林大学保健学部保健栄養学教室 講師:中谷 弥栄子)

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