生活習慣の改善は、男性と女性、中年と高齢者、職業やライフスタイルなどで、重点のおき方が違ってきます。次のような事項に注意しましょう。
●中年男性、ヘビースモーカー、生活が不規則、多忙で外食が多い、血中脂質も高めである
これらの項目すべてに当てはまる人は、急性心筋梗塞にかかりやすいので、まずは徹底した禁煙が大切です。
●50歳過ぎ、軽度肥満、高血圧、血糖値上昇、高脂血症など、複数の危険因子を有する人
これらは多発性危険因子症候群といわれ、動脈硬化が促進されます。運動、野菜・果物の摂取、カロリー制限をおすすめします。
●女性
女性は男性より心臓病にかかる率は低いので、同程度のコレステロール値でも危険度は少ないのですが、閉経期(平均50歳)を過ぎると、総コレステロール値が上昇し、70歳になると男性とほぼ同程度の動脈硬化に達するので注意が必要です。
●70歳以上の高齢者
まず高血圧管理に主眼を置きます。コレステロール値や血糖値はやや高目でもよいのですが、禁煙と運動習慣が大切です。
共通の生活習慣改善策として、禁煙は重要ですが、適度のアルコールは差し支えありません。運動量として、1日30分は歩くようにしましょう。室温で固まる油脂(動物性脂肪)や魚の臓物を避け、緑黄色野菜と果物を毎日摂るようにしましょう。 |