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対策その1:実現可能な目標の体重を決めよう
まず自分のBMIを算出して、どの程度の肥満であるかを検討して下さい。その場合、標準体重を目安にする必要はありません。BMIが正常範囲にあるかどうかをみて肥満の程度を認識し、軽度であればBMI が25の体重を目標にすればよいと思います。
世の中にはいくら食べても一向に太らない人と、少し食べ過ぎるとすぐに体重が増える人がいます。これは体質で、遺伝的要因によるところが大きいのです。脂肪組織はただ脂肪が沈着している無用の存在ではありません。常に活発に代謝を営み、その細胞からはレプチンというホルモンが産生されて神経体液的に脂肪組織と体重を一定にするしくみが働いているのです。高血圧や糖尿病などの合併症がない軽度の単純肥満は、それほど寿命に影響を及ぼすものではないので、あまり理想値を目標にせず、とりあえず可能な目標値を設定することが大事です。
対策その2:食習慣を改善しよう
食習慣は、肥満に大いに関係があります。減量には次の点を守る必要があります。 |
| ●摂取総カロリーを減らす |
●ゆっくりよくかんで食べる |
| ●アルコールはほどほどに |
●野菜を中心に |
| ●油っこいものを制限 |
●夜遅くの食事は避ける |
| ●間食はしない |
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量を少なく、質を豊かに、味わいながら食べるという姿勢が大事です。
対策その3:運動を欠かさないようにしよう
食習慣と並行して、運動習慣をつけるようにします。1日少なくとも計30分は早足で歩くようにして下さい。ラジオ体操あるいはテレビ体操やストレッチ運動など、短時間でもよいですから毎日するようにしましょう。とくに腹筋の強化は大事です。太っている人は、概して動きが鈍いようです。無理のないように、少しずつ日課に取り入れて、なるべくこまめに体を動かすのがよいと思います。
早く結果を求めようと、先を急いで減量を行なっても、しばらくすると体重はまた元に戻ってしまいます。いったん、体重のレベルが設定されると、その設定レベルを変えるのは容易ではありません。自分の生活習慣をよく考えて、できることから少しずつ積み上げていくようにして下さい。 |
(健康事業総合財団[東京顕微鏡院] 学術顧問、東京都老人医療センター名誉院長 小澤利男) |