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かぜ予防はできていますか?
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かぜにかかりやすいのはどんな人?
ヘビースモーカーは、かぜを引きやすく、治るのに時間がかかります。かぜで弱っている鼻咽頭をたばこでさらに刺激することは、悪化の原因になります。かぜにかかったらたばこをやめ、それを禁煙のよい機会としたいものです。また、糖尿病肥満者要介護高齢者も免疫力が落ちているので、かぜに弱いといえます。入浴後の薄着や深酒の後なども、ウイルスが侵入する絶好のチャンスになります。

かぜとは?
かぜ症候群は、鼻、のど、気管支、肺などの呼吸器の粘膜に起こる炎症性の病気の総称です。この中には、普通感冒(いわゆる「かぜ」)、インフルエンザ、喉頭(こうとう)炎なども含まれます。

症状について
かぜで一番多い症状は、のどの痛み、鼻汁、せきです。熱は、あっても37度台が多いのですが、まれに39度に及ぶこともあります。また、全身の倦怠感や頭痛を訴えることもあります。案外多いのが吐き気や下痢で、程度は軽く、1〜2回くらいです。

ウイルスが原因
かぜはウイルスが原因で起こる感染症です。私たちのからだには、口腔や鼻咽頭にもたくさんの細菌が住みついていますが、ウイルスはほとんどいません。かぜの原因となるウイルスは、まず鼻やのどに侵入し、粘膜から細胞の中に入って増殖します。増えたウイルスは細胞を次々に破壊していきます。こうして感染が広がり、炎症が起こって、かぜの症状が現れてきます。

感染経路
侵入経路で最も多いのは、呼吸器系への飛沫感染によって、かぜをうつされるというものです。職場や学校などの集団生活の場では感染のチャンスが多く、また、ウイルスが汚染した手から感染することも多いので、手洗いうがいは大事な予防対策になります。

くすりについて
かぜは、大体1週間でよくなります。かぜに効く薬はありません。薬を飲んでも飲まなくても、経過に変わりはないのです。抗生物質は効果がなく、肺炎の予防にもなりません。 欧米では、かぜで医者にかかることは滅多になく、あたたかなオレンジジュースでも飲んで休むということで終わってしまいます。薬はドラッグストアでアスピリンを買って飲むくらいです。

治療について
日本では医者にかかると、いろいろな薬が調合されます。患者さんも「抗生物質が欲しい」「注射を打ってくれ」「会議があるから点滴をしてくれ」などと注文を出しますが、これらはあまり効果がありません。かぜ薬は、すべて発熱、せきなどに出される対症療法(病気の不快な症状を和らげる治療法)に過ぎません。しかし、発熱やせきは、ウイルスの攻撃に対する生体の重要な反応であって、これをむやみに抑えることは、必ずしも当を得ないのです。
かぜをひいてしまったら…
かぜには休養が一番です。睡眠は十分にとらなければなりません。水分の補給も大事です。室内の温度を適正にして、湿度を保ちましょう。また、食事は控えめにして、野菜、果物、卵、牛乳など、栄養価の高いものを摂るようにつとめましょう。素直にかぜを受け止める人は、治りも早いといえます。
かぜの予防対策10か条
1. かぜをひいている人に近寄らない
2. 人混みを避ける
3. 手洗い、うがいを励行する
4. 室内の乾燥を避け、湿度を保つ
5. 水分を十分にとる
6. 野菜、果物などからビタミンCを補給する
7. たばこと飲み過ぎをやめる
8. 睡眠を十分にとる
9. 風呂上りに冷えないようにする
10. ふだんから、適度に運動するよう習慣づける


健康事業総合財団[東京顕微鏡院] 学術顧問、東京都老人医療センター名誉院長 小澤利男)

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