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上手に利用しよう!人間ドック
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人間ドックも本質的には健康診断と同じで、その主要な目的は、異常の発見ということになります。 BeWellサイトへ
人間ドックなどを上手に利用
老人保健法にもとづいて地域で行う健康診査や、労働安全衛生法にもとづいて職場で行われる健康診断に比べて、人間ドックの検査項目はかなり多く、また、異常の発見に注意が払われています。

受診者の年齢構成では、50歳代にピークがあります。日帰り、1泊あるいは2〜3泊などの人間ドックもあり、それに応じて経費も高くなります。勤めている間は、会社から人間ドック受診の補助が得られても、退職後はすべて自己負担になります。ただ最近は地域でも誕生日健康診断などで検査項目を増やすところもあり、また、希望者に安い経費でがん検診も実施されていますので、その機会を上手に利用するとよいでしょう

受診時の心得5か条
60歳以上では、異常の頻度が高くなりますので、年に1回は健康診断あるいは人間ドックを受診する必要があります。また検査にあたっては、次のような点を心得ておいて下さい。

1. 検査に異常がなくても、必ずしも健康というわけではない
検査を受けた時点で、検査項目の範囲では異常がなかったというだけで、今後も大丈夫という保証はありません。
2. 検査値の正常範囲(基準値)は絶対的なものではない
たとえば、血清総コレステロールの正常範囲などは、わが国ではまだ確定したものがなく、医師によって説明が違うことがあります。また、値は測定するたびに変わるのが普通です。年齢によっても正常範囲が異なってきます。
3. 毎年の検査結果はファイルとして保存する
病気で受診した際、医師に提示すると、よい参考資料となります。
4. がん検診も受けるようにする
がん検診がとくに必要なのは、がんの家系がある人、ヘビースモーカー、胃腸症状や便に出血がある人、アルコール飲量が多い人、食事に偏りがある人(塩分が多い、野菜が嫌い、外食が多い)、尿が出にくい人、輸血や肝炎の既往がある人などです。
5. 検査の結果にもとづき、生活習慣を改善するようにつとめる
生活習慣を改善するようにつとめないと、何のために健康診断を受けたかわからないことになります。


健康は財産!
とくに高齢者では、健康が何よりの財産です。喫煙、運動不足、栄養障害などは、個々の検査値の異常よりもはるかに生命予後に関係することが知られています。
これだけは気をつけたい5つのポイント
1. 検査結果を正しく理解する(医師の説明を受ける)
2. 血圧値を正常に保つ
3. 禁煙に踏み切る
4. 肥満、糖尿病、高脂血症の人は必ず栄養指導を受ける
5. 運動習慣を身につける(1日1時間のウォーキング)


健康事業総合財団[東京顕微鏡院] 学術顧問、東京都老人医療センター名誉院長 小澤利男)

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