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なるほど女性の医学事典

:卵巣の病気

卵巣のう腫

良性卵巣腫瘍全般を卵巣のう腫ということもありますが、正しくは良性卵巣腫瘍のうち、内部に液体の成分が含まれるものを卵巣のう腫と言います。排卵前の卵子の周囲にたくさんの水が溜まり卵巣が腫れてみえる機能的なものから、歯や毛髪を含んだものまでさまざまな種類があります。

<卵巣のう腫の種類>
漿液性のう腫: 中にはさらさらした透明の液体が溜まっています。卵巣のう腫の中で、いちばん多くみられるタイプ。ほとんどの場合は良性です。
偽粘液性のう腫: ねばねばした粘液が溜まっています。年齢の高い女性にみられることが多く、のう腫が人間の頭ほどに巨大化することも。
皮様のう腫:毛髪や骨、歯などが含まれています。卵巣の中に髪や骨があるとは意外ですが、人間の臓器のもととなる胚細胞は、もともと卵巣の中にあると考えられています。
おもな症状

のう腫が小さいうちには、ほとんど症状があらわれません。症状があらわれるのは、のう腫が大人のこぶし程に大きくなってからで、

  1. 妊娠しているわけではないのに下腹部が膨れてくる(通常ならば親指ぐらいの大きさの卵巣が、赤ちゃんの頭ぐらいに大きくなることもある)
  2. 下腹部を触るとしこりがある
  3. 腹痛、腰痛、頻尿、便秘などを起こす(のう腫が膀胱や尿管、直腸などを圧迫するため)
  4. のう腫が根元でねじれた場合は(茎捻転)、激烈な痛みが出現し、救急車で入院、緊急手術が必要になります

良性であることがほとんどとはいうものの、知らず知らずのうちに悪性化してしまう可能性もあります。1年に1回は検診を受けて、早期発見を心がけましょう。早めに発見されれば手術をせずに治療できる場合もあります。

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