●おりものって何?
おりものは、子宮や腟、外性器からの分泌物が混ざったもの。子宮や卵巣を細菌から守ったり、受精を助ける重要な役割を持つものです。女性ホルモンの影響を受けて、初潮が始まる頃からはじまり、更年期になるにつれて減少します。成熟期にある20〜30代の女性は、多少のおりものがあるのが普通の状態です。ストレスや体調の影響も受けやすく、特に婦人科系の病気はおりものに症状が表れやすいため、健康状態のバロメーターにもなります。
●おりものの周期を知ろう
通常おりものは、透明や淡黄色をしていますが、卵巣から分泌される女性ホルモンの量や種類(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)によって、周期的に変化します。月経の後は、少量の白っぽいおりものが見られ、次第に量が増加。排卵期になるとドロっとしたおりものと一緒に、卵白に似た透明な粘液が出ます。場合によっては血が混ざることも。その後は白色の状態に戻り、量も減少します。日頃からおりものの量や状態を観察して、自分の周期を知っておくとよいでしょう。
●こんなときは婦人科へ
おりものの色や量、においがいつもと違うときには、婦人科系の病気である可能性があります。早めに検診を受けるようにしましょう。
| 主な症状と可能性のある病気 |
|
| ◆ |
白いカッテージチーズのような形状で、かゆみがつよい |
| |
→カンジダ腟炎
|
| ◆ |
透明や白いおりものに血が混じる |
| |
→子宮腟部びらん、ポリ腟炎、子宮頸管ポリープ※子宮がんなど (月経と月経の間におこる排卵期出血の場合もあります)
|
| ◆ |
黄色や緑色で泡状のおりものが出る |
| |
→トリコモナス腟炎
|
| ◆ |
黄色や緑色でうみ状のおりものが出る |
| |
→クラミジア感染症 、子宮頸管炎、淋病
|
| ◆ |
量が多い |
| |
→子宮頸部びらん、単純性腟炎
|
| |
※おりものに血が混じる場合、子宮がんの初期症状の場合もあります。がん検診を受けてください。 |
|
●どんな検査をするの?
おりものの検査は、主に婦人科で行ないます。腟鏡という器具を腟に入れ、綿棒でおりものを採取。その後培養したり顕微鏡などを用いたりして調べます。検査前に、シャワーやビデで腟内を洗浄しすぎてしまうと、十分な検査ができなくなるので注意してください。慣れない検査で違和感があるかもしれませんが、痛みはないのでリラックスして臨みましょう。
|