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手足や腰などが極度に冷えてしまう冷え性は、女性に多いと言われます。寒い冬はもちろんのこと、冷え性の人は夏でも冷えてしまいます。冷えの原因のひとつは、体内で作られる熱=体温が、体中にうまくいきわたらないため。ちょっとした工夫で冷えはずいぶん解消されます。
冷えるポイントは3つ
暑い夏は汗をかいて体の表面から体温を逃し、寒い冬は末梢血管をきゅっと縮めて体温が逃げるのを防いでいます。ところが、体温を作り出し保温するプロセスにトラブルがあると、体は冷えてしまいます。原因は大きく分けて3つあります。
- 1.熱生産が少ない(筋肉不足、栄養不足)
- 体温を作っているのは主に筋肉。熱生産の60%を筋肉がになっています。だから、運動不足や肥満で筋肉が少ないと、体温そのものが生産されなくなります。
ダイエットや偏食で栄養が不足している場合も、熱が生産されず体温は低くなります。 - 2.熱運搬が悪い(血流不足、血液不足)
- 心臓のポンプ力が弱かったり血がドロドロだと、血流が滞り熱が体のすみずみまで運搬されません。特に手足などの末端には熱が運ばれにくくなります。
また、貧血だと体温を作り出すための酸素が不足するため低体温です。 - 3.体温のコントロールが悪い(自律神経の乱れ)
- 気温の高低にかかわらず人間が体温を36℃前後に保てるのは、自律神経のおかげです。夏に汗をかくのも冬に手足が寒くなるのも、自律神経が体温(特に体の中心部の体温)を一定に保とうと体をコントロールしているためです。そのため、ホルモンやストレスの影響を受けて自律神経が乱れると、体温調節ができずに冷えてしまいます。
女性は生理や妊娠、更年期などホルモンの変化が男性に比べて大きいため、自律神経が乱れやすく冷え性になりやすいと言われます。ストレスも自律神経を乱す大きな要因です。
- 冷え性を改善する生活を
- 日常生活を改善するだけでも、冷えは楽になります。冷えの原因になる「食」「衣」「運動」「習慣」を見直しましょう。
- 食を改善
- 体温のもとになる食べ物、体を温める食べ物を摂りましょう。
筋肉を作るたんぱく質、体内で糖質に変化してエネルギーのもととなる炭水化物、血行をよくしホルモン分泌を正常にするビタミンE(ナッツ類、うなぎ、青い魚など)、糖質を燃やすのを助けるビタミンB(豚肉、レバー、いわし、まぐろ、卵、ほうれん草、納豆など)、貧血を解消する鉄分(ひじき、豚レバー、大豆、マグロなど)、体を温める香辛料などに効果があります。
冷たいものや水分の摂り過ぎは体を冷やします。食べ過ぎで太るのも、冷えにはいけません。 - 着るものに気をつける
- 首や足首、足裏からは熱が逃げやすいので、マフラーや靴下で保護しましょう。おなかを腹巻などで保温しておくと、その分の熱が末端にいきわたって冷えを防ぎます。
ハイヒールやきつい下着など、体を締めつけるものは血行を悪くするので身につけるならなるべく短時間に。 - 運動はダブルの効果
- ウォーキングやストレッチなどの運動は、やったその場で体がポカポカするだけでなく、運動でできた筋肉が熱を作り、温まりやすい体に改善してくれます。まずは腰掛けているときに足首を回すことを始めてみましょう。
- お風呂、エアコン、ストレスのこと
- ・お風呂が冷えにいいのは周知のこと。40℃くらいのぬるめのお湯で半身浴、お湯につかって冷たい水をあびる交互浴、足首から先だけ温める足湯など、とにかく体の表面ではなく「血液」を温めるつもりでじっくりつかります。そしてお風呂上りはすぐに靴下をはき、服を着て、末端からの熱の放出を防ぎます。
- ・エアコンを生活から排除するのは難しいことですが、温度をこまめに調節したり長時間あたらないように注意しましょう。なるべく自然の気温に近づけ、自律神経の体温調節能力を鍛えてください。
- ・家にいても外に出ても、現代人にストレスはつきもの。自律神経はストレスの影響を大きく受けます。リラックスする自分なりの方法を見つけて、ストレスを解消するのも大事なことです。
協力:財団法人 東京顕微鏡院・こころとからだの元氣プラザ
監修:女性のための生涯医療センター ViVi 診療部長 小田瑞恵
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