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(1) ピルってどんな薬?
- ピルってどんなもの
ピルは、女性ホルモンを配合した錠剤です。
女性ホルモンは、脳の指令を受けて卵巣から一定のリズムで分泌されます。ところが、ピルを飲むことで体外から女性ホルモンを取り入れると、脳がすでに必要なホルモンが分泌されているものと勘違いをして、卵巣にホルモン分泌の指令を出さなくなります。このため排卵が起こらず、妊娠しなくなるため、ピルは避妊薬としても利用されています。(そのほかに子宮内膜が薄くなり、もし受精しても子宮に着床しにくくなる作用もあります。)
ピルには低用量、中用量、高用量とあります。「中・高用量ピル」は、例えば月経トラブルの治療薬として使われます。それに対し「低用量ピル」は避妊だけを目的に開発された薬で、避妊効果を維持しながらホルモン量をぎりぎりまで少なくしたものです。- 医師の処方が必要です
- ピルは、市販の家庭薬のように、薬局などで購入することはできません。避妊目的で、低用量ピルを服用する場合、まずは婦人科や内科を受診し、必要な検診を受けて処方してもらいます。検診では問診と血圧測定が基本となり、今までにかかった病気、月経の状態などを聞かれます。(そのほか血液検査や子宮がん検査をすすめられることもあります。)
ピルの費用は1ヶ月で、だいたい3000円前後。健康保険が適用されないため、すべて自己負担となります。これ以外に、診察・検査費用がかかります。 - 避妊以外の効果
- ピルには、避妊効果のほかに、さまざまな副効果が期待されます。
ピルを飲むと、子宮内膜があまり厚くならないうちに月経が起こるので、子宮収縮が抑えられ、生理痛が軽くなる場合があります。また、生理周期が28日になるので、月経周期も正しくなり、旅などの予定も立てやすくなるでしょう。月経前症状(PMS)が強い人もピルを服用することで、排卵前後のホルモンの変動がなくなり、症状が軽くなる人もいます。そのほか、排卵を抑えることで、卵巣がんの予防や卵巣腫瘍の減少にも効果があると言われています。
協力:財団法人 東京顕微鏡院・こころとからだの元氣プラザ
監修:女性のための生涯医療センター ViVi 診療部長 小田瑞恵
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