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「ちょっとツライ」症状に誰でもできる対策法。 さっそく読んで実践!
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あなたのカラダのサインから、婦人病の兆候をチェック!
妊娠で女性の体は劇的に変化します。それに伴って、健康上のさまざまなトラブルも発生しがちです。あまり神経質になることもありませんが、実は大きな病気のサインかもしれません。
少しでも気になる症状があったら、ためらわずに医師に相談しましょう。
少しでも気になる症状があったら、ためらわずに医師に相談しましょう。
妊娠中の代表的なトラブル
- つわり
- 個人差がありますが、つわりは一般的に妊娠5週〜10週にピークを迎えます。この時期は少量でも栄養価の高い食事、そして食べやすい調理法を心がけましょう。
ただし食欲が激減し嘔吐が頻繁にある場合は、栄養失調になる恐れがあります。医師に相談しましょう。 - 流産
- 流産は妊娠21週6日までに胎児が母体の外に出てしまうものを言います。
胎児の染色体異常の他、母体のさまざまなトラブルの結果として起こります。 - ・切迫流産……少量の出血と下腹部の軽い痛みで始まります。安静を保てば妊娠を継続できる場合があります。
- ・進行流産……出血と痛みが増し、流産は避けられません。
- ・不全流産……内容物が一部子宮内に残り、出血や痛みも続きます。
- ・稽留流産……子宮内で胎児が死亡しているのに子宮内に留まり、出血や痛みもない状態。
- 早産
- 早産は妊娠22週〜36週の間に胎児が母体の外に出てしまうものを言います。
さまざまなトラブルの結果として起こります。 - 子宮外妊娠(妊娠初期)
- 受精卵が子宮内膜以外に着床して起こります。受精卵は順調に発育することができません。
妊娠初期に下腹部痛とダラダラとした出血が続いたら、すぐに医師の診断を受けてください。 - 胞状奇胎<ほうじょうきたい>(とくに妊娠初期)
- 胎盤を形成する「絨毛(じゅうもう)」が、水疱のような形で子宮内に異常発達する病気です。
胎児は死んで吸収されてしまいます。超音波で発見できますが、強いつわり、貧血、蛋白尿、むくみなどのサインがある場合があります。 - 羊水過多症
- 糖尿病などの持病があったり、胎児の奇形、双子が原因となって羊水が異常に増える病気です。
おなかが急に異常に大きくなり、むくみ、発熱、むかつき、便秘、動悸・息切れ、呼吸困難などがあったら気をつけてください。 - 羊水過少症
- おなかが小さく胎動を強く感じます。原因としては胎児の奇形、胎盤機能不全などがあります。
- 妊娠中毒症(とくに妊娠後期)
- 妊娠後期に出る高血圧、むくみ、蛋白尿の3つの症状をさして妊娠中毒症と呼びます。
重症だと、流産や早産を招いたり、子癇(しかん)と呼ばれるけいれんが出たり、肺水腫になったりします。入院が必要な場合もあります。定期健診をきちんと受け、食生活に注意しましょう。 - 常位胎盤早期剥離<じょういたいばんそうきはくり>(とくに妊娠末期)
- 妊娠末期、それまで子宮内膜にはりついていた胎盤が、強い衝撃や妊娠中毒症などが原因ではがれてしまうのが常位胎盤早期剥離です。
強い腹痛があり、おなかも硬く張ります。子宮内では大出血を起こしており、冷や汗などのショック症状がでます。即、医師に連絡してください。 - 前置胎盤<ぜんちたいばん>(とくに妊娠末期)
- 胎盤が子宮口の近くに形成されてしまうと前置胎盤となります。
妊娠末期、痛みのない鮮やかな出血があったら気をつけてください。前置胎盤の場合、多くは帝王切開となります。 - 貧血
- 妊娠中、血液量は増えるものの、血液は栄養供給源として胎児に優先的に回されるので、母体は貧血になりがちです。
動悸・息切れ、めまいなどのサインがあったら、鉄分の多い食事を心がけましょう。 - 細菌性膣炎
- トリコモナス、カンジダなどによる膣炎です。
後期に流産の原因となる可能性があるので、おりものが多いと思ったら気をつけてください。 - 前期破水
- 陣痛が来る前に破水してしまうケースです。
卵膜が破れると胎児が細菌に感染する恐れがありますから、ただちに医師に連絡しましょう。36週以前の前期破水は早産、流産の危険性があります。
妊娠中に気をつけたい体のサイン(心配な症状)
- 出血
- 流産、早産、お産が早まる、前置胎盤、常位胎盤早期剥離
- 腹痛
- 流産、早産、子宮外妊娠、常位胎盤早期剥離、子宮破裂
- むくみ
- 妊娠中毒症
- おなかが大きくならない・胎動がない
- 胎児の死亡
- おなかが急に大きくなった
- 羊水過多症
- 発熱
- かぜ、膀胱炎、腎盂炎、尿路感染症
- 目のちらつき
- 貧血、妊娠中毒症
妊娠中あまり心配のない体の変化
- 動悸・息切れ
- 血液量が増えるため。大きくなった子宮が心臓や肺を圧迫するため。ただし、妊娠中毒症に注意
- 頻尿
- 子宮が膀胱を圧迫するため。ただし、膀胱炎に注意
- かゆみ
- 肝機能が低下するため
- 腰痛・背痛
- 重くなったおなかを支えるため
- 静脈瘤
- 下腹部がうっ血状態となるため
- 便秘
- 大きくなった子宮が直腸を圧迫するため
- 痔
- 大きくなった子宮が肛門の周りの静脈を圧迫し、うっ血してしまうため
- 胸やけ
- 大きくなった子宮が胃を圧迫するため
- おりもの
- 膣が充血し、新陳代謝も活発になるため。ただし、カンジダ、トリコモナスに注意
- 歯ぐきの出血
- 粘膜が充血するため
- 妊娠線
- おなかの伸びが皮膚の伸びにおいつかないため
- めまい
- 貧血。ただし、妊娠中毒症に注意
- 仰臥位低血圧症候群
- 妊娠後期、おなかが大きくなると、仰向けに寝たとき子宮が大静脈を圧迫して、低血圧を招きます。
寝苦しくなったら、横向きになる、枕をあてがうなど、寝るときの姿勢を工夫しましょう。 - 腹圧性失禁
- ホルモンの働きで骨盤底の筋肉がゆるむため、くしゃみ、咳、大笑いで下腹部に力が入ると、尿が少し漏れやすくなる人がいます(特に妊娠末期)
持病のある人
持病のある人は、妊娠や出産でさらに症状が悪化したり、妊娠・出産の障害となったりすることがあります。必ず医師と相談し、できれば総合病院での出産が望ましいと言えます。
- 高血圧
- 妊娠するとさらに高血圧になる。かなりの確立で妊娠中毒症になりやすい
- 心臓病
- 大きくなった子宮が心臓を圧迫し、増えた血流で心臓の負担も増加する。産後も要注意。必ず医師に相談すること
- 腎臓病
- 妊娠中毒症になりやすい
- 糖尿病
- 妊娠中毒症、羊水過多症になりやすい
- 子宮筋腫
- 子宮が大きくならなかったり、流産の原因にも。出産時の障害になることもある
協力:財団法人 東京顕微鏡院・こころとからだの元氣プラザ
女性のための生涯医療センター ViVi 東京医科大学 産婦人科 助教授 永田順子
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