まだ恋を知ったばかりのあの頃、あの恋は決して忘れない
誰にでも忘れられない恋はあるはず。思春期の、今ではそれが恋と呼ぶにはあまりにもウブすぎたり、好きな人にとうとう声をかけられなかったり。バレンタインの日が近づくと嬉しいやら、恐いやら・・・。そんなちょっとくすぐったい思い出がいっぱい詰まったロマンスの傑作がこの「小さな恋のメロディ」なのです。
微笑ましくも胸がしめつけられる最高にピュアな初恋物語
ダニエルは一瞬言葉を失い、思考回路も麻痺してしまった。今、目の前で踊っているのは天使なのでは・・・?ダニエルが恋したのは同じ学校の女子生徒メロディ。けれどもダニエルはなかなか打ち明けられない。メロディもダニエルの気持ちに気付いているのに、顔では知らんぷり。そんな微笑ましい子供たちの初恋物語が、たまらないほど瑞々しく描かれています。やっとこぎつけた初めてのデート、触ったら壊れてしまいそうなナイーブな心、だけども大人たちはちっともわかってくれない。学校さぼって出かけたことを先生に怒られたふたりは、つい口走る。「ぼくたち結婚します!」。勿論ふたりは真剣そのもの。恋を邪魔する大人たちなんかちっとも恐くないのです。
恋する思春期に恐いものはない・・・そんな恋した時期を思い出そう
夢と希望に満ちたラストシーンはあまりにも有名。「ミッドナイト・エクスプレス」「エビータ」など今や社会派巨匠の感すらあるアラン・パーカー監督の出世作にして最高傑作!せちがらい世の中にうんざりしたとき、そっとひとりで見たくなる映画です。
「小さな恋のメロディー」(1970年 イギリス)
監督/アラン・パーカー
出演/マーク・レスター トレーシー・ハイド ジャック・ワイルド |