女性の病気事典

女性の病気事典 – 子宮外妊娠

女性の病気事典 子宮外妊娠女性の病気・トラブル 症状

女性の病気事典:気をつけたい女性の病気・トラブル・症状をピックアップ。少しでも気になる時は、早めに病院を受診するようにしましょう。

子宮筋腫って?

子宮外妊娠って?

受精卵が子宮以外の場所で着床することを「子宮外妊娠」といいます。その約98%を「卵管妊娠」が占め、ほかに「卵巣妊娠」「子宮頚管妊娠」などがあります。下腹部の手術や子宮内膜症やクラミジア頸管炎、腹部炎症を起こした経験のある人はなりやすいとされるので気をつけましょう。

どんな症状?

症状としては、

「子宮外妊娠」といっても「妊娠」に変わりありません。ですから、

  1. 生理が遅れている
  2. 胸が張る、尿が近くなる
  3. つわりが出てくる
  4. 性器からの不正出血がある

など自覚症状はいずれも通常の妊娠と変わらず、そのため異常に気づくのが遅れがちです。

そのまま放置すると、受精卵の成長が耐え切れなくなり流産、卵管破裂等を引き起こします。この場合、腹腔内の大量出血、腹部激痛が起き、緊急手術が必要となります。
妊娠検査で陽性が出て、下腹部に少しでも不快感を感じたり、不正出血がある場合は、早めの受診を心がけましょう。また、一度子宮外妊娠を経験すると、繰り返す可能性が高くなります。経験者は、とくに注意を怠らず、妊娠初期に下腹部痛や出血をみたら、早めに産婦人科を受診するようにしましょう。

監修:医学博士、元東京女子医学教師

有楽橋クリニック前院長 林泰

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