正しいスキンケア

UV Skincare – 紫外線対策

思わず目で追ってしまうきれいな肌。基本の知識を知りきちんとお手入れすればいつしかそれはあなたのものに。

1. 紫外線対策、白肌・美肌を守る!

日焼け止めを選ぶとき、紫外線をブロックする指数としてSPFの数値を気にしがちですが、日常生活で浴びる紫外線防止を目的としているなら、実は「SPF10・PA+」で十分。SPFの数字より、大事なのはUVケア、日焼け止めをこまめにぬりかえることです。汗や皮脂で日焼け止めが落ちてしまえばいくらSPFが高くても意味なし! 

また、白肌・美肌を守りたいなら外出時には帽子や日傘はUVケアの必需アイテム。そして白い服よりも黒い服のほうが紫外線ブロック度は高くなります。紫外線をきっちりブロックして、白肌・美肌を守りましょう

美肌さんきれいな肌
★ 紫外線・UVケア用語チェック

SPFとは「サン・プロテクション・ファクター」の意味。紫外線の中でも短い時間で肌を焦がし、炎症を起こさせる紫外線B波から肌を守る効果を示す指数です。

PAとは「プロテクション・グレード・オブUVA」の意味。紫外線によって黒くなるのにかかる時間を化粧品を塗った肌と、塗らない肌で比べて防止効果の高い順から「PA+++」、「PA++」、「PA+」の3段階で分類、表示しています。

★ 結構知られていない、基本的な重ね付けの順番
☆POINT!

日焼けをしてしまったらアロエ成分など肌の炎症をしずめる効果のあるローションで十分に水分補給をするなど、アフターケアを忘れずに!

2. 日焼け後の美肌ケア: 先手必勝スキンケア法

ジメジメとした梅雨が明けるといよいよ夏本番!これからの季節は海水浴、キャンプ、花火大会など楽しいイベントが目白押しです。

最近は紫外線の悪影響が知られるようになって、UVケアして外出するのは常識となりましたが、思っていたより日差しが強くて日に焼けてしまった…という経験は誰しもあるのではないでしょうか?そこで今回は、屋外での楽しい1日を終えた後のリラックスタイムに是非行ってほしいスキンケア方法をお伝えします。

紫外線対策UVケア
日焼け後の美肌を保つ

日焼けした後の肌はどうなっているの?

  • 日中にあびてしまった紫外線の影響で、とてもデリケートな状態です。お肌がひりひりしたり、赤くなっている間は、軽いやけどと同じ状態!そして意外と知られていないのですが、日焼け後のお肌はかなり乾燥しています。

まずは日焼け止めやファンデーションを優しくオフ

  • クレンジングや洗顔はいつも以上にゆっくり優しく。決してこすらないように気をつけましょう。洗顔料は良く泡立てて、その泡をお肌に転がすように洗います。

次はほてった肌をクールダウン!

  • 日焼けをして肌がほてっていたら、まずは肌をよく冷やしましょう。氷水で絞ったタオルや冷蔵庫で冷やしたタオルを顔にのせてクールダウンをします。

たっぷりの化粧水でしっかり水分補給

  • 続いて化粧水をたっぷり使い、水分を十分に与えましょう。コットンにたっぷりの化粧水を染み込ませ、顔全体に優しくなじませます。コットンを面積の広い頬や 額などにおき、冷パックをするのもおすすめです。あらかじめ、化粧水を冷蔵庫に入れて冷やしておくとクールダウン効果が高まりますよ。また、日焼け後のデ リケートなお肌には、刺激の少ないマイルドな化粧水を使うようにしましょう。

水分が逃げないようにフタを!

  • 化粧水で水分を十分に補ったら、乳液や美容液を使ってお肌にフタをしましょう。たっぷりの化粧水をお肌に与えても、乳液や美容液での「フタ」がないとどんどん蒸発してしまい、乾燥状態に逆戻りしてしまうのです。

その日のダメージはその日のうちに

  • 日焼けをしたなぁ、と感じた日には、その日のうちに必ず正しいケアをしましょう。この小さな積み重ねが、後に出てこようとしているシミやしわをブロックしてくれるのです。「美は一日にして成らず」このことを頭の隅っこにとどめて、日々のケアを怠らないようにしましょう!

3. 秋には秋の紫外線対策

秋といえば楽しい行楽シーズンですね!お肌に触れる風は秋らしく心地よいものに変わっても、まだまだ紫外線には注意しなければいけません。レジャー先での正しいUVケア、紫外線対策をマスターし、美しいお肌を保ちましょう。

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秋の紫外線対策はなぜ必要?

  • 厳しい暑さがやわらいだとはいえ、秋口はまだまだ紫外線が強い時期。夏の疲れが肌に出やすいうえに、UVケアを怠ると、肌あれなどのトラブルを引き起こすことも。乾燥しやすい冬を元気な肌で過ごすために、もう一度紫外線対策についておさらいしておきましょう。

    紫外線対策の基本 >>

夏の疲れで肌が敏感になっているときに

  • 夏の疲れで肌が敏感になり、かぶれや痒みが気になるときには、赤ちゃんや小さい子供用の日焼け止め乳液などを上手に利用するのも一つの方法です。
    また、日焼け止めには、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の二種類があります。散乱剤は紫外線をはね返す物理的な反応を利用したものです。いっぽう吸収剤は紫外線をいったん吸収し、それを熱エネルギーに変えて放出するもの。科学的な反応を利用しているので、人によっては肌あれを引き起こすこともあります。吸収剤が肌に合わないときには、散乱剤を使ってみてはいかがでしょうか。

行楽地での紫外線対策

  • 日焼け止めは汗をかいたり、時間が経ったらこまめに塗り直すことが大切。運動会やハイキングなどで体を動かすときには、日焼け止めを持参していきましょう。
    日焼け止めを塗り直すタイミングはファンデーションが崩れたとき。メイク直しの要領で崩れたメイクを落とし、日焼け止めとファンデーションを塗り直します。こまめに塗り直すことができないときには、日傘や帽子を用意しておくと安心ですね。
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提供:美・ファイン研究所>>  イラスト・Milky