子どもの病気事典 – クループ症候群
![子どもの病気事典 クループ症候群 幼児・こどもの病気・症状・ケア](https://i0.wp.com/www.esampo.com/wp-content/uploads/2023/01/子どもの病気事典-クループ症候群.png?fit=320%2C182&ssl=1)
子どもの病気事典: これだけは知っておきたい、子どもがかかりやすい病気を紹介します。 小さな変化も見逃さないよう、 ふだんから注意深く確認して、症状とケアをチェック。 いつもと違う見慣れないしぐさや症状を発見したら、すぐ医師に相談しましょう。
クループ症候群って?
クループ症候群は喉の奥の声帯がある、喉頭という部位が炎症を起こして腫れる病気です。
ウイルス性、細菌性、アレルギー性に大別されます。
犬の鳴き声に似た、「ケンケン」という独特の金属性の音の咳が出ます。
ウイルス性はかぜから続発することが多いのですが、細菌性は急性喉頭蓋炎といい、急速に進行して窒息してしまうこともある重い病気です。
何歳位でかかるの?
生後3ヶ月~3歳の小児に多くみられます。ウイルス性のクループは6歳以降にかかることは稀になります。
症状は?
発熱・咳・鼻汁などが2~3日続き、次第に「ケンケン」という咳、声枯れなどが症状としてあらわれます。特に、夜間に症状が悪化し、呼吸困難に陥ることがあるので注意が必要です。症状が強い時期は3~4日で、その後次第に軽快しますが、咳は通常の風邪よりも長引きます。最後には痰がらみの咳に変化していきます。(ウイルス性クループ)
治療法・予防法?
症状がひどい場合には、首の下周辺や胸がへこむほど苦しい呼吸になります。このような症状が出たらすぐに小児科を受診してください。
呼吸困難の程度が強い場合は、入院が必要です。
お家でのケア方法?
基本的に風邪の時と同じです。水分を十分に与え、加湿器や洗濯物を部屋に干すなどして、咳を最小限に抑えるケアを。
食べ物は何でも構いませんが、刺激の強いものは咳を誘発しますので避けてください。
夜間に症状が悪化することが多いため、緊急時には病院へ連絡できるよう、十分に気をつけて様子を見てあげましょう。
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